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理事長あいさつ 歩み(沿革) 情報公開


社会福祉法人 塩谷福祉会 理念と基本方針

<理念>

 私たち塩谷福祉会は、共に助け合い心と力を寄せ合い、精神障がい者ひとりひとりの幸福の実現につとめます。

<基本理念>

1.塩谷福祉会は、利用者が自らの意志によってサービスの内容を選択 決定し、また評価できるようにつとめ、利用者個々の多様でかつ独自な生活の営みを支援します。

2.塩谷福祉会は、利用者が持つ人生の喜びを自ら創り出す潜在能力を促進するようにつとめます。

3.塩谷福祉会は、利用者を地域社会を構成する主体として尊重し、利用者の権利擁護に努めます。

平成18年3月25日制定


〈〈塩谷が大切にしてきたこと〉〉

 理念をまとめるにあたり、私の歩みをまとめてくださいと依頼を受けた。思えば23年前、どの家族も疲れ果てて塩谷にたどり着いた。情報のない状況の中で、まさしくたどり着いた。苦悩を聞いて下さる人がいた。理解して下さる人がいた。心やむ多くの方々が一緒に歩いて下さった。まさに「理念」の根本テーマは「共に生きる」である。
 苦悩する人々と共に歩もうとするとき、お互いの関係を通して、今日の生き方の答えを見出すことが多々あった。これは人間にとって、大きな回復であると確信します。不思議なことに「共に生きる」群は、助け合い補い合って生活することが自然なうちに積み重なっていった。私自身、まことにそうであった。どの方も、どの方も精一杯、自分を引き受けて、今日を生きる姿勢を見出し感銘を受ける歳月だった。まぎれもなく多くの方々と、苦しんだ方々と「共に生きる」を大切に生きたのである。
元常務理事 斎藤順子